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7月30日(月)

『畑担当大臣ミカ姉』

 参院選が終わりました。ようやく私の街頭演説も解禁となります。17日間という長い選挙期間でしたが、私にとっても街頭演説ができない17日間は非常に長かったです。今朝は、一日市商店街、浅沢鳥海神社前、松園町交差点、椚の目交差点で街頭演説をやりました。自分の居場所に戻ってきた、そんな感じがしました。いるべきところにいると、落ち着きます。

 我が事務所のミカ姉こと、H事務員は、畑担当大臣でもあります。最近、忙しくてめっきり畑に行くことがなくなってしまった私ですが、H事務員ファミリーが休みの度に、握り飯持参で草取りに精を出しているので、助かっています。毎日でも畑に行きたい!とすっかり百姓仕事に魅せられたミカ姉さん。なんと、今度は案山子までつくってしまいました。さすがは元美容師だけあって、見事な出来栄え。美容師時代に愛用したマネキンを使っているので、ちょっとリアル過ぎて怖いです。

 近日、ミカ姉の痛快アネゴ番頭日記「壁に耳あり障子に目あり」がスタートします。乞うご期待!


7月28日(土)

『くすぶる行政への不満』

 昨日は、花巻東高校野球部甲子園出場支援協議会総会があり、私も一応顧問に名を連ねているので、出席してきました。甲子園に出場するということがどれほどたいへんなことか分かりました。大応援団を引き連れて行くわけですから、とにかくお金がかかる。8000万円の寄付金を目指すという目標を掲げていましたが、これだけの大金を集めるのも容易ではありません。選手が持てる力を発揮できるためにも、行政、企業、OBはもとより、市民のみなさんからも幅広く寄付を募り、ぬかりないよう応援体制を整えなくてはなりません。それにしても、東高校生徒の礼儀正さには驚かされます。会う生徒、会う生徒、みんな元気よく挨拶していきます。

 昨夜は、障害者福祉関係者に呼びかけ、暑気払い懇談会をやりました。口々に出てきたのが、行政に対する不満。特に、先日の市内のクリーニング店における知的障害者に対する賃金未払い事件に対して、Mさんは手厳しかったです。聞けば、知的障害者授産施設の施設長をしているMさんがこの事実を知ったのは今年2月末。施設の利用者の兄がその店で働いていて、家族から「長期間、賃金が不払いになっている。障害者差別も目に余る。関係機関に相談しても親身に対応してくれない」という訴えがあり、市や監督官庁などの関係機関に当ったところ、1年ほど前にこの情報をキャッチしておきながら、何ら有効な手立てを打ってこなかったことが明らかになったという。

 「風評被害を恐れたというのがその理由だった。この実態が表ざたになり、万が一、会社が倒産するようなことになれば、障害者が路頭に迷うことになる、と。行政側の口からよもや『風評被害』という言葉を聞くとは思わなかった。一見、もっともらしい理屈に聞こえるが、よくよく考えてみると、これほど本末転倒した論理はない。賃金不払いや長時間の深夜勤の実態を知りながら、それを放置することは人権侵害に加担することにつながる。人身保護の立場からも一刻も早く障害者をその店から『救出』し、その上で再就職先の確保に全力をあげるのが行政など関係機関の責務ではないのか」と、Mさんはまなじりを決する。この問題については、来月の県議会常任委員会で取り上げたいと思います。また、昨年、千葉県で成立した「障害者差別撤廃条例」を本県でも目指すときに来ている、そんな思いも強くしました。

 今朝は、花巻市老人クラブスポーツ大会の開会式に出席してきました。各地区の応援団が見物でした。ド派手なコスチュームを着たチアガールならぬチアバーチャンたちのパフォーマンスには圧倒されました。みなさん、とても楽しんでおられるのが印象的でした。その後、第2回特別支援教育懇談会に出席してきました。療育センター利用者や卒業生の若いお母さんたちが20名ほど参加されていました。市内各小学校での特別支援教育の実態について、一人ひとりからお話を伺いました。「保護者の意見をなかなか聞いてもらえず、支援に反映されない」、「就学時の学校、教育委員会の説明と入学後の支援のあり方に違いがある」、「親の意見を確認するなどの面談もなく、物事が進められる」、「規模の小さい小学校の支援学級は通常学級との交流が保障されている反面、大規模の小学校ではほとんど交流がない。公教育の保障という点で不備がある」など、前回同様の意見が出されました。

 中でも、最近、学校側との面談で、通常学級との交流がぜんぜんないのでそれを要求したところ、「特別支援学級の子が多いので、対応できない」、「おたくの息子さんは能力がないので無理です」と却下されたという事実には驚きました。能力がないから一緒にできないという理屈は、差別意外のなにものでもありません。一人ひとり能力が異なるのは当然のこと。そこに線を引き、分けてしまう学校教育は、まさに今の社会を映している、いや、この学校教育のあり方こそが社会に映し出されているのだと思わずにはいられません。また、教育相談員に対する不満も鬱積していました。「最初から、養護学校の方がいいと説得されてしまう。あれは相談ではない」。

 障害のある子もない子も共に学ぶインクルーシブ教育を原則に定めた「障害者の権利条約」が昨年12月、国連総会で全会一致で採択されました。こうした世界的流れを受け、文科省も障害児教育の方針を大きく転換し、4月から改正学校教育法を施行しました。これまでの障害の種類と程度に対応することを基本とする特殊教育から、一人ひとりの特別な教育的ニーズに適切に対応することを基本とする特別支援教育への制度転換の趣旨が、学校現場、そして教育委員会側に十分に理解されているとは言いがたい現状になっていることが、親の声から明らかになりました。次回は、こうした親の声を直接行政にぶつけるために、市の特定課題懇談会に申請してみようということになりました。私もこうした実態を踏まえ、県議会の場で訴え続けていきたいと思います。障害児を持つ親が、自分の子を地域の学校で学ばせたいと必死でお願いしているのを、親の見栄、わがまま、親の無知と突き放してしまってはなりません。

 午後は、来週の県政報告会の案内チラシを回しに、南中根子地区を一軒、一軒歩いてきました。まったく初めての土地(通ったこともない)で、活動を始めてかれこれ3年になりますが、まだまだ知らないところが多いなと感じました。今日、初めて収穫したという大量の枝豆をパック詰めしている老夫婦がなんとも微笑ましかったです。夜は、鍛冶町の宵宮に顔を出し、田瀬湖の花火大会に行ってきました。途中から、どしゃ降りになり、傘を持ってこなかった私はずぶ濡れに。参りました。

 さあ、明日は参院選。みなさん、遊びに行く前に投票に行きましょう!ちなみに私は期日前投票を済ませてきました。


7月25日(水)

『賃金未払い事件』

 今日は残念なニュースがありました。第一報は、朝日新聞朝刊の社会面全国版。花巻市湯本にあるクリーニング店で、知的障害者に対する賃金未払い(総額2500万円)の事実が発覚したとのこと。夕刊で岩手日報も報じ、夕方のニュース番組では、全国版トップニュースで取り上げられたということですから、事の重大さが分かります。経営者の責任が問われるのは言うまでもありませんが、ここに至るまで事態が放置されてきたことも見過ごせません。本来、手を差しのべるべき立場の行政は一体、何をしていたのでしょうか。知っていながら何もしなかったという声も聞こえてきます。仮にそれが事実であれば、極めて大きな問題です。

 今夜は、太田の坂杉公民館(60世帯)で第144回県政報告会をやりました。16人の参加者の内、15人が女性。しかも、若い世代が5人も来て、びっくりでした。県政報告会を再開して4回目ですが、どの会場も参加者が多く、嬉しいことなんですが、これは一体どうしたことだろうと不思議でもあります。選挙前であれば、地域によっては、目に見えない圧力みたいなものがあって、本当は話を聞きに行きたくても行けないと聞いたことがりました。今は選挙が終わったばかりなので、出やすくなったということもあるのでしょうか。いずれにしても、参加者が多いということは喜ばしいことです。


7月24日(火)

『新病院を行く』

 今日は、環境福祉常任委員会の県内調査に行ってきましたが、デジカメで撮った写真を間違って全部消してしまい、かなりブルーです。午前は、北上市の「岩手県立花巻厚生・北上統合病院(仮称)建設現場」と一関市東山町の「三菱マテリアル(株)岩手工場」、午後は、一関市千厩町の「県立千厩病院」と「特別養護老人ホーム千寿荘」を視察してきました。花巻厚生・北上統合病院は平成20年1月に開院予定ですが、医師確保と交通アクセスの整備が課題となっていました。ちなみに病院の正式名は、間もなく決まるようです。

 夜は、地元花巻神社の宵宮に行ってきました。昨年はお神輿を担ぎましたが、今日は委員会調査で花巻に戻るのが遅かったため、担げませんでした。昨年は雨でしたが、今日は天気もよく、天気が違うとこうまで人の出が違うのかと驚くほど、神社の境内は人でごった返していました。


7月23日(月)

『サヨナラ勝ち』

 本日も快晴。朝から、太田地区で県政報告会の案内チラシを回して歩きました。メタボ対策の一環として、車から家まで走ることにしているのですが、30分もやると汗だくでシャツがビショビショ。いい運動になりました。午後は、花巻東高校野球部OBのAさんと一緒に、県営球場に応援に行ってきました。いやー、わざわざ行ったかいがありました。実に見ごたえのある決勝戦でした。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームで、東がサヨナラ勝ち。絶叫して、声がかすれてしまいました。最近、街頭演説をしていないので、のどが弱くなってしまったかもしません。さあ、今度は甲子園。ガンバレ、花巻東。


7月22日(日)

『常在戦場』

 昨日までの天気が嘘のような快晴でした。今朝はまず、知的障害者授産施「こぶし苑」のふれあい祭りに出席してきました。園長以下職員のみなさんや利用者さん、その家族のみなさんはよく知っているので、ここに来るとやたらと落ち着きます。大手新聞社を退職して帰ってきたM園長には、くじけそうになったとき、いつも勇気をもらいました。ある意味、私は変人ですが、この人に比べれば私などまだ常人だと思い知らされます。利用者さんたちは、私が議員になっても「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と言って、変わらずに慕ってくれます。私のことを「おい、しがらみのない政治!」と呼ぶK君も健在でした。天気がよくて、最高の夏祭りでした。

 午後は、各地の納涼会を回ってきました。夜は、「こぶし苑」のふれあい祭りの夜の部に参加。要するに飲み会なのですが、日中暑かっただけに、生ビールが最高でした。地域の区長さんたちも参加されていましたが、突然、農業の問題について質問を受け、厳しいご意見をいただきました。常在戦場。選挙区にいる限り、常に気が抜けません。


7月21日(土)

『人生哲学から学ぶ』

 今日は夏祭りをいくつか回ってきましたが、あいにくの空模様で、急遽会場を室内に変更するなど、主催者側はたいへんご苦労されていました。昨夜は花巻養護学校の星祭りでしたが、これも雨のため、グランドから体育館に場所を変えての開催となりました。天気には勝てません。

 今夜は、第2回ロスジェネフリートークをやりました。ゲストスピーカーは、志戸平温泉社長の久保田浩喜さん。10人しか参加者が集まりませんでしたが、久保田さんの話が面白くて、盛り上がりました。このロスジェネフリートークは、各分野で活躍している先輩をゲストに招き、その人生哲学から学べることは学び、盗めるものは盗み、大いに語って、飲む会です。今夜は、久保田さんが考える人生の意味について、働く意味について、会社経営について、町づくりについて、観光について、花巻空港について、資本主義について、仏教についてなど、裏話を交えて、語ってくれました。

 どれも興味深い話でしたが、特に面白かったのが、使命感についての話でした。人間は誰しも使命を持ってこの世に生まれてきている。使命感といえば硬いですが、要するにその人でなければできないことで、人のためになることが使命です。その使命感に気付いて生きるか、気付かずに一生終わるかでは、雲泥の差。使命感に気付くには、自問自答するしかないというのが、久保田さんの考えなのですが、考え方がとても似ていました。参加者もそれぞれ感じるところが大きかったようで、実りある会でした。私は明日があるので2時近くに帰ってきましたが、果たして彼らは何時まで飲んでいたのでしょうか。

 人生の先輩から学ぶことは多いです。こちらがまだ経験していないことをたくさん知っているからです。経験せずとも学べるとは、なんとお得なことでしょう。まして各分野の第一線で活躍されている方々ですから、それなりの人生哲学を持っています。若い私たちがその人生哲学の一端を垣間見るだけでも、これからの人生がより豊かになります。昔は、「年寄りの話は聞ぐもんだ」と言われても、「時代は変わった」とかなんとか、かわいくないことを言って反発ばかりしていましたが、最近、この言葉の意味が分かるようになりました。俺も聞いてみたい!という方は、どなたでもウェルカムです。ちなみに来月のゲストスピーカーは、マルカン社長の佐々木四郎さんです。


7月19日(木)

『選挙に行こう』

 56.54%。前回の参院選の投票率です。この国の未来を左右する選挙にもかかわらず、有権者の2人にひとりしか選挙に行っていないということになります。とりわけ、若い人がシラけています。私は4月の県議選で有権者に対して挑戦的に訴えました。

「世の中に文句があるんだったら変えればいい。その変える権利をみなさん一人ひとりが与えられている。その権利を行使することもなく、政治に文句を言うのはやめてもらいたい。まずは、選挙に行ってください。選挙にも行かない人は世の中に文句を言う資格はない。私も一切聞かない」

 サッカー元日本代表の中田英寿が、参院選の投票を呼びかける動画「Take Action! 7・29」をインターネット上で公開しました。引退後に続けている「自分探しの旅」の中で、「多くの問題を抱える日本を変えるため、選挙への投票を広くPRすべきだ」と考えたんだそうです。確かに、参院選は選挙の中で最も関心が持てない選挙かもしれません。私の友人の中にも、「参議院って、何やるとこ?」というのが少なくありません。そこで、そんな人に是非見てもらいたい漫画があります。「タネダミキオでございます。〜ボクらが選挙に行く理由【参院選編】」。とても分かりやすいです。漫画ですから肩肘はらずに読めます。

 日経新聞が出している雑誌「日経グローカル」最新号(No.80)の特集に私が取り上げられました。タイトルは、「地方議会を変える マニフェスト議員の挑戦〜無所属会派に参加、条例制定めざす」。


7月18日(水)

『リズムにのれない』

 参院選が始まり、私の政治活動も、公職選挙法の規定によって、様々制限がかかることになります。例えば、街頭演説ができないなど。ホームページも更新できないと勝手に思い込んでいましたが(事実、他の地方議員も同様の判断から更新していない)、純粋な政治活動に関しての情報伝達手段としては基本的に制限されないということが判明したので、久しぶりに更新します。

 街頭演説が一時中断になって1週間になりますが、いつもやっていることをしていないと、やはりなんだか調子が狂います。リズムがつかめないというか。リズムがつかめないと言えば、県政報告会です。今夜は、東和町の小通公民館で143回目の県政報告会をやりましたが、まだ勘が戻らず、前回に引き続きボキャ貧状態。う〜ん、一体、どうしたことでしょうか。参院選の真っ只中にまったく選挙とは関係ない県政報告会なので、人が来てくれるかどうか甚だ不安でしたが、15人来てくれました。30軒そこそこの集落なので、半分が来てくれたことになります。ほとんどが女性でした。知的障害を持ったお嬢さんも一番前で聞いてくれました。また現職の同僚県議の親族の方も話を聞きにきてくれ驚きましたが、とても素晴らしいことだと感心しました。質疑では、子どもたちの通学路に歩道がなくて冬場危ない、早急に歩道を設置してもらいたいなど、生活に身近な話が出ました。

 どの地域にも、話し出したら止まらず、延々と質問してくる人がいます。一方、みんなの前で発言するのは恥ずかしいという方もいます。そういった方のためにも、アンケート用紙を必ず配ることにしています。今日は、何人かの方がびっしり書いてくれました。「インクルーシブ教育は是非実現させてもらいたい」、「有権者の私たち一人ひとりが無責任であってはいけないと痛感した」。ときには辛口の採点もありますが、住民のみなさんのこうした一つひとつ声が、私の議員活動の糧になっています。

 2期目の県政報告会から、住民のみなさんの話を聞く時間を増やしましたが、結果、勉強不足を痛感させられ、へこむことも増えました。これも私にとってはある意味、糧です。


7月11日(水)

『ママさんフリートーク』

 昨日は、「いわて水源保全条例(仮称)」の検討について、議会事務局と打ち合わせをしました。マニフェストにも掲げた議員提案条例ですが、現在の状況は、9月議会から他会派の協力を得て進めていくための準備をしているところです。夜は会合のため、議員会館に泊まりました。私の部屋は和室ですが、畳の上のせんべい布団はいつも以上にぐっすり眠れます。今朝、花巻に戻り、湯口郵便局前、花巻消防署前で街頭演説をやりました。雨だったので、合羽を着ようとすると、強烈な異臭を放っていました。前回雨のときに使ったまま濡れた状態で車の中に放り込んでおいたのが原因です。あまりにも臭くて、演説の途中で気分が悪くなるほどでした。

 午前中は、「地域のしょうがい児者の生活と支援を考える親の会」の今年度第1回研修会フリートークにゲストスピーカーとして参加してきました。しょうがい児者のお母さんが9人が参加されました。地域の普通学校の通常学級に在籍していて途中から特別支援学級に移動した子ども、花巻養護学校中等部・高等部に在籍する子ども、盛岡養護学校高等部に通う子どもなど、それぞれの進級や進学後の様子について、一人ひとりからお話を聞かせていただきました。私が知らないことも多く、たいへん勉強になりました。今日のお話の中から浮き上がってきた課題は、「高等部の問題」でした。

Aさん「以前、全盲の子どもと身体障害の子どもを受け入れている地元の県立高校に入学させようとお願い行ったら、知的障害のある人は受け入れられないと断られた。小中学校はみんなと一緒に地元の普通学校に通っていたのに、高校は行けるところがどこもなかったので、結局、養護学校の高等部に行くしかなかった。知的障害に学校側が対応できないと言うのであれば、養護学校の先生が地域の高校に出向き、教員に教えてほしい」。

Bさん「県立高校でも、農業高校や工業高校であれば、技能を磨ける能力の高い障害児も多い。試験があるため、それをクリアできない。そういう子どもが入学できる受け皿をつくってほしい。中には、ヘルパーの資格もとって、単独で通学している子どももいる。なぜ、それだけ力のある子どもが養護学校なのか」。

Cさん「盛岡養護学校の競争率が高いので、比較的能力の高い子どもが花巻養護学校に来ている。また、花巻養護学校高等部は生徒が多すぎる。1クラス12人の生徒に2人の先生しかついていない。これでは十分に対応できない。教室も足りなくて、図書室が教室になってしまっている。女性教員に比べて男性教員が少な過ぎるのも問題だ。高校生なのに、女性教員に着替えの手伝いをしてもらうのはどうかと思う」。

 岩手県の養護学校(特別支援学校)の児童生徒数は、年々増えています。県教委の試算によれば、2006年度の1453人から2012年度には1500人を超える見通しになっていますが、特に高等部で増加が著しく、すでに深刻な教室不足が続いている学校もあります。障害児への県立高校の門戸を広げる選択肢を今から真剣に考えていく必要があると、今日のフリートークを通じて改めて感じました。

 夜は、石鳥谷の南関口公民館で第142回県政報告会をやりました。まったくとっかかりのない地域。しかも雨降りでしたが、10人の住民が参加してくれました。今夜もまた、「えー」と「んー」を連発し、話にまとまりがありませんでした。質疑では、岩手競馬の見通し、本県におけるバイオエタノールの可能性、後はひたすら農業の問題が続きました。農業問題については、何ひとつまともに答えられず、ただただ聞いて、メモをとるだけでした。情けない。いつまでも分からないではすまないので、少し農業の問題について腰をすえて取り組んでみたいと思います。

 数日前、国道4号線を車で走っていたら、バックパックを背負い竹馬で歩いている若者を見かけました。一体どこから来たんだろうと気になっていたら、今日の岩手日日に記事が出ていました。なんとこの若者(21)、北海道千歳市から埼玉県加須市の実家までの約1000キロを竹馬で踏破しようと挑戦中なんだそうです。理由がまたいいです。「目立ちたがり屋なので、何でもいいから面白いことをやりたいと思った。移動手段に竹馬を選んだのも、特に理由はないんです」。これだけ竹馬にこだわりながら、竹馬を選んだ理由は特にないというのがいいじゃないですか。当初は一日100メートルも進めなかったのが、今ではダッシュまでできるようになったとのこと。あっぱれです。

 毎日新聞にも気になる記事がありました。南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレスが寒波に襲われ、89年ぶりに雪が降ったらしいです。箱根でも4月に雪が降り、冬の間は白くなかった山が白くなったという珍事が起こっています。寒冷化?と思ってしまうところですが、そうではなくて全体として温暖化していると、養老猛司さんが言っています。「温暖化すると気候の変化が激しくなる。温度が10度高くなれば、化学反応なら速度が倍になる。だから、寒暑も極端に振れる。フランスではこの春、一部の地方でひょうが大量に降った。気温は26度だったそうである」。いずれ、こうした自然界のさまざまな異変を見るにつけ、地球温暖化がひたひたと進んでいることを実感させられます。

 明日から参院選。公選法の規定により、私の街頭演説もしばらくお休みとなります。


7月7日(土)

『限界集落、寺子屋で語る』

 今日の午前中は、二期目初となる141回県政報告会です。大迫町外川目の田中・小空蔵公民館にお邪魔しました。公民館の横を川が流れていて、せせらぎの音が涼しげでした。30軒に満たない小さな集落。知り合い、ゼロ。しかも久しぶりの快晴でしたので、みなさん外出され、誰も来てくれなかったらどうしようと不安でしたが、5人の住民が来てくれました。近くの畑で作業中のおばあちゃんにも声をかけてくれ、「こったな格好でいがべが」と言って、腰を曲げたおばあちゃんが恥ずかしそうに公民館に入ってきました。というわけで、6人でスタートとなりました。3ヶ月半ぶりの報告会だったので、「えー」を連発し、スムーズに話ができませんでした。40分ほど話して、そのあと、住民のみなさんと50分ほど懇談しました。

 住民の関心事は、やはり集落の未来でした。最盛期は60人いた小学生が、今やたったのひとり。一人暮らしのお年寄りが2人いて、間もなく一人暮らしがどんどん増えていくだろうということでした。すでに65歳以上のお年寄りが過半数を占める限界集落になっており、やがて集落の維持が困難になることをみなさん自覚していました。一般質問で取り上げた集住化の話をすると、「このままだと10年もたない。町中に移るのもひとつだが、集落にひとつグループホームをつくって、みんなで暮らすしかない。そこでギリギリまでがんばりたい」と公民館長さん。集落の置かれた切実な現状を感じました。また、高齢化が進み、自分の田を刈れなくなっている家が増えているという問題もあるようでした。「農家も共同化しないと、荒れ放題になっていく」と心配していました。集住先はともかく、集住化自体は避けて通れないと改めて感じました。帰り道、あの耳の遠いおばあちゃんが今日も縁側でひとりたたずんでいました。

 お昼、先日テレビ番組のピノキオでも紹介された大迫の有名な中華ざるを食べに商店街に行きました。お店の場所が分からないので、お肉屋さんに尋ねると、丁寧に教えてくれました。お店に向かうと、お肉屋さんが追いかけてきて、「すっかり忘れてた。今日は臨時休業だった。釣りが好きな人でね」とわざわざ教えてくれました。大迫の人はやっぱり人がいいです。「そこの店もおいしいよ」と紹介されたお店で、昔懐かしのラーメンを食べてきました。レトロな店内の雰囲気が味を引き立てました。

 午後は、来週の石鳥谷の県政報告会の案内チラシを、ダイエットのためダッシュで配ってきました。1時間半で60件。汗だくになりました。花巻に戻り、イトーヨーカドーで街頭演説。障がいのある兄弟とお母さんが近くまで来てくれ、激励してくれました。この兄弟は会うたびに、新しい技を披露してくれます。帰り際、車の中から「バキューン!」と拳銃で撃つマネをしてきたので、マイクを拳銃にしてやり返しました。終了後、拡声器を車に積んでいると近所の女の子たちがやってきて、「ヒロユキ、最近ふけたなー。シワが増えたぞ」とタメ口。思わず、車の窓に映る自分の顔をまじまじと見つめてしまいました。

 今夜は、胆江日日新聞主催のマニフェスト講座にゲストスピーカーとして出演してきました。奥州市議会議員の佐藤邦夫さんの前ふりで、私が40分ほど講演。その後、質疑となりましたが、マニフェストについてではなく、ほとんど花巻空港についての質問でした。先日の岩手日報で、花巻空港の利用客が一段と減少したとの報道がなされていました。前年度比10%減で、過去10年で最低だそうです。このままでは、いずれ福岡線に続く、路線廃止、減便といった事態にもなりかねません。記事では仙台空港アクセス鉄道の影響はないとのことでしたが、少なくとも私に聞こえてくる話では、花巻空港から仙台空港に変えたという声が多いです。かねてから私が指摘していた不安が現実のものとなりつつあるようです。新しいターミナルビルの建設が決まった以上、なんとか利用を促進していかなくてはならないのですが・・・。

 私の講演が終わった後、相原奥州市長が登場し、首長からみたマニフェストについてお話になりました。職員の意識を変えたなどの効果があったようで、「マニフェストは機関銃ではなく、大砲だった。結果としてそれだけの大きな効果があった」という言葉が印象的でした。会場となった奥州市の大型ショッピングセンター内にあるカルチャー教室・奥州寺子屋は、つくりがその名の通り寺子屋風で、とても雰囲気のある会場でした。

 昨日の朝日新聞の国際面に、「脱出する英国人」という記事がでていました。ヨーロッパで経済が最も好調な国ひとつイギリスを捨て、海外に移り住む人が増えているんだそうです。「第二の人生」に踏み出した退職者だけではなく、競争社会に嫌気がさし、ゆとりある「スローライフ」を求める中間層の流出が目立っているようです。幸せはカネで変えないものなのか?政治家たちも「生活の質」を自問し始め、与党労働党は、生活の質の向上が中間層の支持をつなぎとめるカギとみて「幸福度」を示す指標の開発を目標に掲げ、最大野党の保守党は「国内総生産(GDP)ではなく、人々の幸せを追求する時がきた」と訴えているそうです。私が一般質問で取り上げたブータンの国民総幸福量(GNH)は、イギリスで現実味を帯びています。


7月4日(水)

『野菜が採れた』

 今朝は、桜台一丁目交差点、若葉町ファミリーマート前、花巻消防署前、HAIKARAYA前交差点で街頭演説をやりました。桜台と若葉町、HAIKARAYA前では、住民の方に声をかけていただき、とても励みになりました。

 今日は、6月定例議会最終日です。本会議が行なわれ、総額三百億七千万円の一般会計補正予算案が可決されました。終了後、議決された5特別委員会が開催されました。交流人口拡大・コミュニティー再生調査特別委員会委員長に正式に就任し、ご挨拶をさせていただきました。本来であれば立って挨拶するべきところ、座ったまま挨拶をしてしまい、後で先輩議員に指摘され、恥ずかしい限りでした。

 その後、県議会の基本理念や方針などを定める県議会基本条例の制定を検討する「議会のあり方調査特別委員会」が開かれました。我が会派からは、飯沢県議と私の2人が出席しました。議会基本条例の制定については私もマニフェストで掲げましたが、新しい地方分権の時代にふさわしい議会のあり方をしっかり考えていきたいと思います。県レベルで議会基本条例を定めているのは三重県だけです。三重に負けない先進的な議会基本条例を岩手から発信できるようにがんばりたいです。

 人生初の野菜の収穫をしてきました。ピーマン、ナス、サンチュ。どれも瑞々しく、光沢があり、見るからにおいしそう。立派な野菜に育ってくれました。それにしても太陽、雨、土といった自然の持つ力に改めて驚かされます。一番最初に石灰をまいただけで、後は肥料を一切やっていません。たまに草取りに行ったくらいのもので、こうしてちゃんとできるのですから。他にも、トマトやジャガイモもすくすく育っていました。まだ小ぶりなので収穫はもう少し先になりそうですが、畑に行くたびに変化している野菜の姿に喜びを感じます。事務員の家族はすっかり畑にはまってしまい、休みになるとお弁当つくって一日中土いじりをしています。お金のかからない最高の趣味ですね。


7月2日(月)

『常任委員会スタート』

 7月がスタートしました。これで今年も折り返し。選挙があったので、いつもよりあっという間に感じます。

 今朝は、一日市商店街、浅沢鳥海神社前、松園町交差点で街頭演説をやりました。途中で、拡声器の電池が切れかかりました。新しい電池を車に積むのをすっかり忘れていたので、声が途切れ途切れになりながら、そのまま続けました。昔、秘書時代に同じことでよく怒られていたことを思い出しました。

 今日は、今任期最初の常任委員会です。私は前回から引き続き、環境福祉委員会に残留となりました。ちなみに、委員会10人の内訳は、民主県民会議5人、自由民主クラブ2人、政和・社民クラブ2人、無所属1人です。6月補正予算に計上された議案と上程された請願で、当委員会が所管する環境生活部、保健福祉部、医療局分を審査します。「地球温暖化防止行動啓発事業費(16,848千円)」と「障害者自立支援対策臨時特例事業費(483,651千円)」について、質問してきました。県は本年度から、障害者自立支援法施行に伴う就労支援策として、知的障害者に文書の取りまとめや本庁内での配達など就労支援の実験的取り組みを行なっているとのことでした。率先垂範。まずは役所が自らノーマライゼーションの実現に向け、知的障害者の就労をどんどん進めるべきです。

 請願については、「海に、空に、放射能を流さないことを求めることについての請願」が継続審査、「県立胆沢病院産婦人科と小児科の常勤医師増員確保を求める請願」と「岩手県立大船渡病院の充実を求める請願」が賛成多数で採択されました。新人議員3人を含める初めての常任委員会ということもあってか、委員それぞれ意欲的で、熱のこもった審議が行なわれ、終わったのは夕方でした。

 常任委員会終了後、本庁を回っていたら、9月に岩手県におけるインクルーシブ教育のあり方を考える「インクルージョン・フォーラム」の開催を当局が検討していることを知りました。動きの早さに驚かされました。インクルーシブ教育の実現に向けて、私も議員の立場で今後何ができるのかを考え、行動していきたいと思います。

 夜は各常任委員会で執行部との懇親会がありました。




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