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『遠野小学校分教室』
今日は一日視察に出かけました。午前中は、遠野小学校の空き教室を活用 した「県立花巻養護学校遠野分教室」を見てきました。地域の長年の要望が実現され、今年4月からスタートした分教室ですが、現在2名の児童が通っています。ひとりはこれまで片道60キロの道のりを親に毎日送り迎えしてもらって、花巻養護学校に通っていました。トイレには子どもようの洋式便器、シャワーが完備され、入り口に は自動ドアも設置され、ユニバーサルデザイン対応になっていました。分教室の先生は、障害児教育の専門知識を持った養護学校の先生ですから、受け入れる側の学校も何も心配ないようでした。分教室には、休み時間になると普通学級から児童が遊びにやってきて、交流しているようです。「子どもたちもいろいろと自分の頭で考えるようになった」と校長先生。今日は週末の運動会に向けた練習をやっていました。分教室のKちゃんは徒競走とリズムダンスに参加するとのこと。先生が指示してもなかなか踊らないKちゃんも、同年代の健常児たちのなかに入ると刺激を受け自然に体が動くんだそうです。
午後は、岩手県立花巻養護学校に行ってきました。ここでも、週末の運動会に向けた練習をしているところでした。小学部、中学部、高等部合わせて152名の生徒がおり、その内寄宿舎で72名の生徒が暮らしていました。ちなみに、教職員数は125名ということでした。「江戸時代には、すでにノーマライゼーションもインクージョンもあった。寺子屋では、目が見えない子も耳が聞こえない子もいて、みんな一緒に学んでいた」など、障害児教育の歴史について、校長先生からいろいろ聞かせてもらいました。今日は、県の特別支援教育担当課長が一日同行しくれました。現場出身の課長なので、いろいろとよく分っており、とても助かりました。今日の視察から、統合教育をやる上での課題がいろいろ見えてきました。いずれ、養護学校分教室方式は、統合教育に向けた第一歩になっていくでしょう。
分教室開設を後押しした遠野市の広報のコラム「市長ひとこと」で次のように書かれていました。「(前略)近年、数値目標を明確に示すマニフェストという言葉が主流になっています。課題解決を約束することは大事なことですが、「費用対効果」の視点に偏って評価・議論されてしまうと、大切なものを見失ってしまうのでは?とも思います。分教室の取り組みからは、数字に置き換えることのできない『こころ』の成果の大切さを改めて考えさせられました。」
夕方、コナカ前で街頭演説をやりました。日が暮れるのがずいぶん遅くなりました。
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