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『寺子屋で語る』
ご無沙汰しておりました。昨日は、新しい常任委員会初日ということで、夜は執行部との懇談会があり、盛岡泊まりでした。今朝は4時に起床しましたが、なんとまだ議員会館に戻っていない方が何名かいらっしゃいました(裏口の玄関のスリッパの数で分かるんです)。久しぶりに事務所に戻り、久しぶりに日記を更新しています。さっき、花巻南インターの料金所を降りようとしたら、二匹のキツネが道路の真ん中で見つめ合っていました。私の車が近づくと、それぞれ右手と左手の茂みに隠れ、通り過ぎると、また茂みから出てきて、道路の真ん中で見つめ合ってる姿がバックミラーに写りました。朝から逢引き?なんとも微笑ましかったです。
田舎で生活していると、いろんな動物たちと遭遇します。先日は、矢沢の公民館で県政報告会をしていたら、タヌキが現れました。「参加者が少ないから来てくれたんじゃない」と、笑う地元のお婆ちゃん。携帯電話のカメラで撮ろうとしてそっと近づいたら、珍客は一目散に林の中に逃げていきました。悔しがってる私の姿を見て、またお婆ちゃんが「なんだ。タヌキも見たことねえのか。ここらへんでは当たり前だよ」と、笑い飛ばしました。
先週の土曜日は、沢内の寺子屋の帰り道、中山峠を越え、豊沢ダムを過ぎたあたりで、なんと道路脇の木に熊が登っていました。このあたりでよく熊を見かけるという話は聞いてましたが、ビックリしました。森人(モリンチュ)の望月おじちゃんからここで撮影した映像を以前見せてもらったことがありました。道路脇でドングリを拾っていた熊が、人間の存在に気付き、自分の姿を隠そうと木の後ろに立っているという貴重な映像でした。熊本人は上手に隠れてたつもりなんでしょうけれども、何しろ巨漢ですから、木からまるっきりはみ出ていて、モロばれ。かなりウケました。自然が豊かな田舎に暮らしていると、わざわざ動物園に行かなくても済みます。だって、普通に生活していれば、こうして野生の動物たちに出会えるのですから。地域が丸ごと動物園。なんと贅沢なことでしょう。
もっとも、最近では、人間が熊に襲われるといった被害も多くなってきました。かつて、人間と動物は、暗黙のルールで境界線(緩衝地帯)をひき、きっちり棲み分け、共存していましたが、昨今の人為的な要因がもたらす地球温暖化で餌が山でとれない、あるいは人間が捨ててくる食べ残しなどのゴミが原因で、この緩衝地帯が狭まりつつあります。なので、バッタリ遭遇してしまう。熊はたいへん臆病な動物なので、普通は熊の方でいち早く人間の存在をキャッチし、逃げてしまいます。ところが、いきなりバッタリ遭遇してしまうと、熊も驚いて人間を攻撃してしまいます。身勝手な人間の振る舞いが、動物との暗黙のルールを破ってしまったのです。動物が怒るのも当たり前です。人間の側のモラルが問われています。
滅多にお目にかかることができない森の神様に出会うという幸運をもたらしてくれた沢内の寺子屋、とても有意義な時間でした。西和賀の青年たちが、町づくりの一環として始めた青少年育成事業が、この寺子屋です。中学生10名、高校生14名、元子供17名を前に、「生きる意味」について講演させていただきました。

<無駄に生まれてきた人間などいない。自分にしかできない使命がある。その使命が入った封筒を開けようと、「生きる意味」について、熱く語りかけました。子どもたちは真剣な眼差しで聞いてくれました。>

<会場は、碧祥寺本堂。お寺の本堂って、妙に落ち着きます。植樹会場から直接来たということもありますが、スーツだとなんだか堅苦しくなるので、私服でやりました。>

<子どもたちと夢を語り合い、その夢を実現する方法を語り合う「しゃべり場」。子どもたちの初々しい夢に触れ、原点に帰る思いでした。>

<一緒に参加してくれたタカオくん。どこに行っても人気者です。この日は、「結婚したい」という超リアルな夢を子どもたちに語り、みんなに突っ込まれていました。>
後で、講演の感想を聴いたアンケートの結果をいただきました。
【中学生】
・早速、自分の使命を見つけ、行動にうつしていきたいと思った。
・働くために食べようと思った。
・誰かのために尽くすことが、自分自身への生きる意味だとおっしゃっているように感じました。
・私も使命の封筒をしっかり開けられる人間になりたい。
・自分が何のために生きているのか?人には使命がある等、とても心に残る言葉を聴きました。人生にすごく影響するありがたい言葉でした
・選挙で投票できるようになったら一票入れようと思う。
【高校生】
・話を聴いて、自分も人のために仕事をできる人になりたいと思うことができて良かった。
・夢を叶えるために、必要なことや大切なことなどが分かった。
・自分の使命を見つけたいと思いました。
・実体験のお話だったので、とても共感できました。外国と日本の違いを聴き、意識の違いを感じました。
・自分の生きる意味を見つける方法などよく分かった。
【元子供】
・何回聴いてもいい。
・政治への原点を語って下さり、中高生にも分かりやすかった。
・自分の体験を分かりやすく話し、且つ封筒の話は興味深かった。私も開けていない封筒をいくつも持っていると思いハッとした。
・博之さんのお話、近い世代の方なのに本当にすごいと思った。お姉さんの話、いろいろ考えさせられた。
私は、たまたま知的障害者の姉がいたので、封筒の存在を知り、開けることができました。封筒の存在を教えてくれた姉が、私に「生きる意味」を教えてくれました。なので、今度は自分がみんなにこの封筒の存在を伝えたい。誰にだってその人にしかできない役割、使命があることを。今回の寺子屋ではそのことを子どもたちに伝えることができ、よかったです。中学校の子どもたちの先生と校長先生にも聴いていただいていたようで、今度は中学校に来て話してもらいたいと、ありがたいお話をいただきました。これからの社会を背負う未来ある子どもたちに、たくさん伝えていきたいです。
寺子屋に向かう途中、野外活動センター跡地で、前田小学校の子どもたちと一緒に植樹してきました。野外活動センターにやってきたのは、小学5年のグリーンキャンプ以来ですから、かれこれ24年ぶりになります。施設は撤去されてしまいましたが、なんとなく覚えていました。地図に従って歩き、コース中に設けられたチェックポイントで出題される問題を解き、規定された所要時間でゴールするというウォークラリーで、私はチームのリーダーを務めました。みんなが不安がる中、「大丈夫。こっちの方が絶対早く着く」と言い張って、コースを大幅に外れ、ショートカット。腰まで水につかりながら川を渡っていたら、川の真ん中で先生に発見され、あえなく身柄を拘束されてしまったことを思い出しました。懐かしかったです。

<前田小学校4年生の女の子とペアを組み、植樹。立て札のメッセージには、みんな「美しい森を未来に」みたいなメッセージを書いていましたが、将来の夢を書いたら?と女の子に提案。「がんばって保育士になりたい」と立派な字で書いていました。隣に書いた僕の字より上手で恥ずかしかったです。「ここだけ植樹の趣旨から外れたメッセージじゃないか」と指摘されてしまいましたが、女の子には「将来、保育士になったら、見においでよ。そのころには木も大きくなってるはずだから」と約束しました。>

<木の伐採作業。「センスがある」とお褒めの言葉をいただきました。そりゃあ、親父は元営林署職員。木こりの息子のDNAを受け継いでますから。>
さて、昨日は常任委員会委員長のデビュー戦でした。県議なって3年の私のような若輩者が、常任委員会の委員長という大役を仰せつかり、身の引き締まる思いでした。ただ挙手した委員を指名しているだけなのですが、想像以上に疲れました。委員会のルールを詳しく知らないので、突発的なことにまったく対応できない。その度に右往左往。事務局や先輩議員にお導きいただき、なんとか初日を終えることができました。疲れた理由はもうひとつ。口から先に生まれてきたような人間の私が、質問できない。これもストレスでした。でも、委員会のルールを覚えなければならない、各委員の質問の趣旨を理解しなければならないので、たいへん勉強になりました。自分に足りないものを習得できる役目を与えていただき、感謝です。
最後に、恒例になりつつある「クールビズ議論」。一昨年も、去年も、提案しましたが、「議会の格式」という分厚い壁に跳ね返されてきました。が、しつこい私は今年も提案しました。世論の後押しもあり、年々、壁が薄くなってきたことを感じます。あと少しで壁を破れそうです。温暖化防止の県民運動の先頭に立つ県庁では、28度設定で、クールビズ。一方、県民の代表である私たち県議会では、23.5度設定でネクタイ着用。折りしも、温暖化防止を調査する特別委員会を設置しようとしているところでもあります。「議会の格式が崩れるから」では、県民の理解は得られないでしょう。「ネクタイ着用という正装に合わせた温度設定にするべき」という耳を疑う意見もありましたが、逆ではないでしょうか。合わせるべきは我々人間の方。「温暖化防止の温度設定に合わせた服装をするべき」なのです。
議会で他にどんな議論があったか、一問一答方式の導入でどんな変化があったのか、ロスジェネフリートークなど、まだ書きたいことがありますが、街頭演説の時間がきたので、また後日にします。今日も演説終了後、盛岡です。週末も朝から夜まで行事がびっしり詰まっています。月曜日は最終本会議です。夏バテしないよう、がんばりましょう。
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